インタビュー
【代表インタビュー】子供たちの未来のために、私たちができること。
RITAグループホールディングスでは、子供たちの未来を支える活動を行う熊本県内の団体に寄付を継続しています。本日は、RITAグループが取り組んでいる社会貢献活動について倉崎好太郎代表に話を聞きました。
きっかけは、自身の「心の痛み」に寄り添うこと
RITAグループでは、熊本県内の2つの団体へ寄付を行っています。一つは、「認定NPO法人トナリビト」です。親からの虐待や育児放棄など、様々な事情で親を頼ることができない10〜20代の若者のための居場所づくりをされている団体で、毎月定額の寄付をしています。もう一つは、「公益財団法人ほしのわ」で、こちらには年に一度まとまった金額を寄付させていただいています。
ーーどのような経緯で、これらの団体への支援を始められたのですか。
RITAグループとして、どのような形で社会に貢献していくべきか、10年ほど前に深く考えていた時期がありました。ちょうどその頃、アメリカのコストコ本社を見学する機会があったんです。コストコも様々な社会貢献活動をされていて、その担当者の方に「企業としてどのような社会貢献活動をすべきか」と尋ねました。すると、「それはあなた自身が最も心を痛めていること、個人的に解決したいと強く願う問題に取り組むのが良いのではないか」という言葉が返ってきたんです。その言葉に感銘を受け、会社としてというよりも、まず私個人が本当にやりたいことをやろうと決めました。
ーー代表個人が最も心を痛めていたこととは、具体的にどのようなことだったのでしょうか。
当時、私が最も心を痛めていたのは、「子供の貧困問題」です。現在、日本では7人に1人の子供が貧困状態にあると言われています。私には3人の娘がいますが、娘たちからも、同級生に経済的に困難であるお子さんがいることを聞きました。その同級生は「うちは貧乏なんだ」と自ら話すことがあったそうです。一人の親として、子供たちが貧困状態に置かれ、満足な食事がとれなかったり、学習の機会を奪われたり、希望する進学を諦めざるを得ない状況にあることには非常に胸が痛みます。これは社会全体にとっても大きな損失であると考えています。そういった思いから、子供の貧困問題や、子供たちが抱える様々な問題の解決に取り組んでいる団体へ寄付をしたいと考えるようになり、2つの団体へ支援を継続しています。
ーー支援の形として、継続的な寄付を選ばれているのには理由があるのでしょうか。
一時的な支援ではなく、継続的に行うことが大切だと考えています。毎月決まった額の寄付があることで、支援先の団体も活動の予算が立てやすくなり、より安定した運営につながるのではないかと思っています。
ーーこれらの活動を通じて、社会や子供たちにどのような未来を期待されていますか。
私たちの会社や私個人が直接救える子供の数は、決して多くはないかもしれません。それでも、一人でも二人でも多くの子供たちが幸せになり、未来への希望を持てるようになってほしいと願っています。そして何よりも、子供たちに平等な機会を提供したいんです。その機会を活かして、子供たちが社会で自分の力を発揮し、活躍していく姿を見ることができれば、それ以上に嬉しいことはありません。まだまだ大きなことはできていませんが、そのような思いで寄付を続けています。